ソーシャルセキュリティー

ソーシャルセキュリティー

ソーシャルセキュリティー

ソーシャルセキュリティーとは、アメリカ合衆国における社会保障制度のことです。ソーシャルセキュリティーの番号は、いわゆる納税者番号であり、アメリカで暮らして働く以上は不可欠なものになります。老後に年金を受給したり、福祉給付金を受け取る際にも必要となります。

 

ただし、アメリカでは引退後に年金だけで生活することは事実上不可能です。アメリカではカーター大統領の時代に年金制度の事実上の崩壊を宣言。401Kと呼ばれる、将来の生活の為に自己責任で個人の資産を運用をする制度が開始されました。現在アメリカの会社のほとんどはこの401Kを取り入れ、従業員に自己責任での資産運用を促しています。近年日本でも401Kを取り入れる会社が増えつつありますが、昨今の年金問題に伴い、遅からず個人の資産運用が必要になる時代になるのではないでしょうか。このあたりは、約20年遅れでアメリカの後を追っているようにも伺えます。

 

またソーシャルセキュリティーについては、仮に働いていなかったとしてもアメリカで普通に生活していく上ではこのソーシャルセキュリティー番号が必要になる場面が多々あります。例えば、カリフォルニア州では運転免許の取得条件としてソーシャルセキュリティー番号が要求されます。また、F-1ビザで渡米している学生は基本的にソーシャルセキュリティーは取得できません。ただし、どうしても車の免許取得が必要な学生は数多くいるため、運転免許取得のみを目的とした、ソーシャルセキュリティーに準ずるものをアメリカ政府から交付してもらうことは可能です。

 

また、ソーシャルセキュリティーはいろいろなID番号(身分証明)としても使われ、例えば銀行の口座を開くにも通常は必要となります。ソーシャルセキュリティーをもてない学生の場合、代わりにパスポートを提示することで口座開設は可能です。

 

ソーシャルセキュリティーカードの申請は、各地域のローカルオフィスに出向いて直接申請をするのが基本です。郵送でも受け付けますが、紛失の可能性を考えると(アメリカでは郵送物紛失が決して少なくありません)直接オフィスに出向くのが無難といえます。また前述した運転免許取得のみを目的とした、ソーシャルセキュリティーカードに準ずる証明書の発行も同様のソーシャルセキュリティー・アドミニストレーションオフィスで行うことが出来ます。

アーバイン市最寄のソーシャルセキュリティー・アドミニストレーションオフィス

Anaheim
300 S. Harbor Blvd #310 Anaheim
Brea
3230 E. Imperial Hwy Suite 150 Brea
Garden Grove
12912 Brookhurst st Garden Grove
Huntington Beach
16742 Gothard st Huntington Beach
Laguna Niguel
24000 Avila rd Laguna Niguel
Newport Beach
4525 Mac Arthur Blvd Newport Beach
Santa Ana
34 Civic center plaza Santa Ana

 

アメリカ市民以外で、新規にソーシャルセキュリティーカードを申請するのに必要とされる書類;
  • アプリケーションフォーム(書式 SS 5)
  • パスポート
申し込み後、ソーシルセキュリティーカードは通常2〜3週間程度で届きます。受領後は、カードにサインをして番号は別の手帳にも控えておきましょう(筆者の場合は紛失時を懸念して頭で記憶しています)。万が一紛失した場合でも、番号が分かっていれば再発行手続きがスムーズに行えます。

参考:福祉給付金

給付金の受け取りは、ソーシャルセキュリティー・アドミニストレーションのオフィスに申請します。ホットライン(1-800-772-1213)に電話をし、事前にアポイントメントを取っておくと簡単に申請を済ませることが出来ます。申請に必要なものは、ソーシャルセキュリティーカードやW-2フォームなど。
老後年金(Retirement Benefits)
引退後に支払われる年金
障害者保障(Disability Benefits)
身体的精神的障害のため、少なくとも1年間は働けない状態にある人に支払われる。エイズ感染者も対象となる。
家族手当(Family Benefits)
老後年金や障害者補償を受取っている人の家族に支払われる。
未亡人手当(Survivors Benefits)
配偶者、保護者の死によって、生活の糧を失った未亡人や未成年者に支払われる。
低所得者補償(Supplemental Security Income)
65歳以上、または身体に障害をもつ低所得者に支払われる。
メディケア(Medicare, Hospital Insurance)
65歳以上の老人や障害者を対象とするもので、病院保険や医療保険(Medical Insurance)が受けられる。
カリフォルニアでは近年、不法滞在者への取締りが厳しくなり、その影響でソーシャルセキュリティーカードの取得も厳しくなってきています。特に、カリフォルニア州ではソーシャルセキュリティーの提示をしないと運転免許証が取得できない法律があり、日本人駐在員家族の頭痛の種にもなっています。しかしながらカリフォルニアで暮らす以上、ソーシャルセキュリティーカードは不可欠です。申請時に係官から、なぜソーシャルセキュリティーカードが必要なのかを追求されますが、通訳を頼んででもきちんと説明をして取得する努力が必要かもしれません。ただし前述したように、車の免許取得目的であれば比較的に受理されやすい傾向にあります。

老後の年金の受給

受給資格
  • アメリカでソーシャルセキュリティー税を支払った期間が、40四半期(四半期=1年を4等分した3ヶ月間)であること。
  • 62歳(未亡人は60歳)を過ぎていること。
  • 60歳になった時点で、個人収入及び年金推定額届出書(Social Security and Benefits Estimate Statement Form : ソーシャルセキュリティー・アドミニスレーションで入手できます)をソーシャルセキュリティー・アドミニストレーションに提出していること。
受給
年金は、62歳から死亡するまで支払われる。 額は、支払っていたソーシャルセキュリティー税の額により、個人によって異なる。現在の平均受給額は月650ドル。受給開始を62歳からではなく65歳からにすることで、額を多くすることも可能。